~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
債権回収を専門的に行う「アウロラ債権回収」の特徴・主要取引先(貸主)の情報を紹介しています。
アウロラ債権回収は、債権の買い取りや、管理・回収業務の委託を受ける、債権回収専門のサービサーです。
主要取引先(貸主)は、CFJ(ディック)、SKインベストメントです。
CFJは、ディックファイナンス株式会社に、アイク株式会社、株式会社ユニマットライフの2社が吸収合併される形で設立された消費者金融会社です。
消費者金融の「ディック」、女性専用キャッシング「ユニマットレディス」は、現在新規貸し付けを行っていませんが、これまでに借りた借金の返済のみ受け付けています。貸金業の廃業はしておらず、現在はプロミスのフリーキャッシングの申込みを取り次いだりしているようです。
アウロラ債権回収では、主にディックで借金をした債務者(借りた人)の未払い分について、回収・取り立てを行っています。他にも、不良債権(返済が滞っている借金)を購入し、郵便での督促以外にも、電話や訪問回収を行っているようです。
消費者金融系列ではないため、取り立ても比較的しっかり行っているようです。回収業務に携わる担当者は、平均13年以上のベテランがほとんどだと公式サイトにも掲載されています。債権回収専門の会社ですので、債務者(借金をした人)と信頼関係を築き、無理なく支払えるよう相談にも乗ってくれるようです。基本的には、銀行振り込みのみで返済可能なのですが、状況に応じて現金払い(領収書発行)も行うようです。
株主である、ジュピター合同会社についても調べてみましたが、こちらはほとんど情報がありませんでした。
相談者は過去にクレジットカードなどを利用して債務を抱えていた人物であり、返済が困難となってからすでに5年以上が経過していました。そして今回、アウロラ債権回収から簡易裁判所へ債務の返済について訴訟を提起されたということで、弁護士へ相談にきたという事例です。
弁護士が訴状を確認して最終弁済日や債権・債務の状況などをチェックしたところ、今回よりも以前に裁判を起こされたこともなく、消滅時効の援用を行える可能性があると判断されました。そこで内容証明をアウロラ債権回収へ送達し、裁判の取り下げを要求したところ、時効援用が認められて裁判も取り下げられ解決に至ったということです。
福島県に在住の相談者は、2006年にCFJ株式会社へ借金をしましたが、2007年から返済を行っていませんでした。その後、2017年にアウロラ債権回収へ債権が譲渡され、2024年の現在になってアウロラ債権回収から債務の返済を求める督促状が届き、さらにそこには「自宅訪問」についても記載があったそうです。
過去の借金に関してアウロラ債権回収から自宅に来られることへ不安を抱いた相談者が、司法書士へ相談したところ、最終弁済期日は2007年となっており、すでに約17年の期間が経過していると改めて確認できました。また過去に裁判を提起された事実もありませんでした。
そこでアウロラ債権回収へ消滅時効援用について内容証明を送達した結果、無事に時効が成立したようです。
過去に消費者金融からお金を借りていた相談者ですが、長年にわたって返済を滞納しており、今回いきなりアウロラ債権回収から督促状を受け取ったそうです。そしてそこには元金33万円に対して遅延損害金58万円が加算され、総額およそ91万円という請求額が明記されていました。
高額な請求に驚いた相談者が弁護士へ相談し、弁護士が詳しくヒアリングを行った結果、法的に消滅時効の成立が可能であるという判断になりました。そのため速やかに弁護士から債権者であるアウロラ債権回収に対して内容証明を送達し、その後に改めて消滅時効援用の答弁書を提出したところ、無事に債務が解消して借金問題から解放されたとのことです。
今回のケースは、約30年前に電話担保金融の会社から借金をした債務について、現在になっていきなりアウロラ債権回収の督促を受けた事例です。相談者は過去に電話も持って行かれており、すでに終わった問題だと考えていましたが、数年前にアウロラ債権回収が債権を承継したことで督促状を送ってきたという状況でした。
かなり古い借金であり、相談者によれば督促状を受け取るまで督促や裁判を受けた過去もなく、今回のケースでは法的に時効を援用できる可能性が高いと思われました。そのため司法書士がアウロラ債権回収に対して消滅時効援用の内容証明を送達、さらに一定期間経過後に連絡をして「時効処理済み」という回答が得られたそうです。
アウロラ債権回収は、以下2つの事業を行う債権回収会社です。
商号 | アウロラ債権回収株式会社 |
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会社設立日 | 平成14年7月4日 |
営業許可年月日 | 平成15年3月28日 |
許可番号 | 法務大臣許可第76号 |
資本金 | 5億円 |
株主 | アウロラホールディングス株式会社 |
代表弁護士:田中 健太郎 先生
法律相談件数が20,000件を超える実績(2023年8月時点)がある東京スカイ法律事務所では、【借金問題の相談無料】という相談者にとって非常に助かるサービスを提供しています。
東京に居を構える弁護士事務所ですが、地方からの相談にも対応しており誰からの相談にも真摯に応えてくれる頼れる弁護士事務所となります。
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所属弁護士会 | 第一東京弁護士会 |
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所在地 | 東京都中央区京橋二丁目12-9 ACN京橋ビル601 |
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連絡先TEL | 0120-0505-90 |
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