~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
北海道初のサービサー(債権回収会社)である「オリンポス債権回収」の特徴・主要取引先(貸主)の情報を紹介しています。
オリンポス債権回収は、平成12年に北海道初のサービサー(債権回収会社)として設立された会社です。
※参照元:弁護士法人イージス法律事務所
(https://www.aegislo.com/saimu/repayment/saiken/14909/)
主要取引先は、武富士やCFJ(アイク)などです。
武富士は既に倒産していますが、日本保証(Jトラストグループの子会社)が事業を引き継いています。(2012年3月1日に、武富士から日本保証(旧ロプロ)に承継。)
※参照元:司法書士法人杉山事務所
(https://www.saimuseiri-kabarai.info/gyousha/takefuji/)
CFJは、ディック・女性専用ユニマットレディスといった消費者金融事業を行っていた会社です。どちらの会社も、現在は新規貸し付けを行っていませんが、過去に借入れを行った方への債権をオリンポス債権回収に依頼しています。
他にも、学研クレジット(現:株式会社ジャックス)・株式会社MKベータなどの債権を取り扱っているようです。オリンポス債権回収は、債権回収業務以外にも、弁護士や司法書士による対応・電話相談なども行うので、比較的大手の債権回収会社だといえます。
債権回収会社は、債権買取りを行う会社と債権の管理・回収を委託される会社、どちらも行う会社の3パターンがあり、オリンポス債権回収は買取りと委託のどちらも行っています。
債権を貸主から買い取るということは、それだけ債務者(借金をした人)から返済してもらう回収業務に自信があると言えます。公式サイト上ではあまり情報を開示していませんが、借金の回収実績もあるようです。
本社は北海道にあり、さっぽろ羊ケ丘展望台のすぐ近くです。支店は東京のみで、東京タワー近くにあります。他の債権回収会社と違い、自宅訪問をすることも多いようなので、家族に秘密で借金をしている方は注意してくださいね。
過去に消費者金融から借金をしていたMさんでしたが、返済困難になり、すでに司法書士へ依頼して消滅時効の援用手続きを行っていました。しかし現在、その債務についてオリンポス債権回収から督促状が届き、驚いて行政書士へ改めて相談したという状況です。
消費者金融から債権がオリンポス債権回収へ承継された際、誤って消滅時効処理が行われている債権まで業者に譲渡されてしまうことがあります。そして今回のMさんのケースもそれに当たっていました。
ただ、過去の内容証明の資料などが紛失されていたため、改めて行政書士からオリンポス債権回収へ内容証明を再送付し、無事に債権・債務が消滅済みであると確認が取れたそうです。
相談者は過去に株式会社アプラスから借金をしていましたが、その後の返済が滞っていました。そして今回、オリンポス債権回収から「和解の提案」が届きましたが、そこにはアプラスから債権が別の会社へ譲渡され、さらにその債権回収を改めてオリンポス債権回収が請け負っているという旨が記載されており、相談者がどのように解決すれば良いのか不安を抱いている状況でした。
オリンポス債権回収は積極的に裁判を提起するケースがあったため、行政書士が速やかに最終返済日を確認して時効を援用できる可能性ありと判断し、即座に消滅時効援用の内容証明を送達しました。その結果、裁判が始まる前に時効が援用できて債務を解決できたようです。
相談者のもとへオリンポス債権回収から過去の借金について「法的措置予告通知/債権譲渡及び債権譲受通知」が届き、そこには法的措置への言及や話し合いの提案などが明記されていました。また文書には「次回約定日」として約6年前の日付が記載されていました。
相談者が司法書士へ相談したところ、次回約定日がすなわち「最終弁済期日」であると考えられ、つまり最終弁済からすでに6年以上が経過していることが考えられたそうです。
また過去に裁判を起こされた事実もなかったため、司法書士からオリンポス債権回収へ消滅時効援用の内容証明を送達したところ、およそ1ヶ月が経過した頃に相談者へ時効が成立したという連絡がありました。
相談者はおよそ20年前に消費者金融から借金をしていました。しかし、その後に返済が滞り、これまで誰にも相談することもできず悩みを抱えてきたそうです。
そして今回、オリンポス債権回収から督促状が届きましたが、そこに記載されていた金額は100万円というものでした。
相談者の認識では残元金が20万円だったのに、請求額が100万円ということで驚いたようですが、そこには利息や遅延損害金などが含まれていました。一方、借金をした時期が相当に昔であり、消滅時効の3条件を満たしている可能性があったため、行政書士から即座にオリンポス債権回収へ消滅時効援用の内容証明を送達したそうです。
10日後、オリンポス債権回収から債務不存在証明書が届いて時効援用の解決が完了しました。
オリンポス債権回収は、以下2つの事業を行う債権回収会社です。
商号 | オリンポス債権回収株式会社 Olympos Servicing lnc. |
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会社設立日 | 平成12年9月12日 |
営業許可年月日 | 平成12年11月30日 |
許可番号 | 法務大臣許可第41号 |
資本金 | 11億2150万円 |
株主 | 株式会社オリンポスホールディング |
代表弁護士:田中 健太郎 先生
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