~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
借金には時効がある!
法律で決められた時効期間をすぎれば、「時効の援用」という手続きをすることで、借金の返済義務をなくすことができます。「時効の援用」とは時効の完成によって、利益を得る人(債務者)が、時効の完成を主張することです。手続きについてある程度の知識は必要ですが、最近は検索すればすぐに情報が手に入りますし、手続きをすべて代行してくれる機関もあります。古い借金の返済に困っている方は、ぜひ時効の援用手続きを検討してみてはいかがでしょうか。
借金が200万になると、月々の返済額も多額になります。本当に返せるのか不安な場合は、自力で返済可能なのかどうか見極める必要があるでしょう。返済するコツや完済する方法をまとめました。また滞納するとどうなるかも説明します。
200万円というと大金ですが、月々しっかり支払えば完済できそうな金額にも見えます。
ただし、借金には利息が付くので毎月5万円の返済をしていても、完済まで約5年もかかってしまいます。
また、月々の返済額を減らした場合は、それだけ返済期間が長くなり、利息も高額に。
借金200万を自力で返済できるかどうかの判断ポイントは、以下のようになります。
貸金業法では、年収の3分の1を超える貸付が原則として禁止されています。その理由は、借金が年収の3分の1を超えると、普段通りの生活をしながらの返済は難しいと判断されるためです。
つまり、200万の借金を自力で返済するには、年収600万円以上ないと難しくなります。
借金を返すためにさらに借金を繰り返すと、借金が減らずに返済期間が長くなり、利息はどんどん膨らみます。新たに借金をせず、返済していけているのなら、完済の可能性は高いでしょう。
返済を延滞すると延滞料がつきます。そもそも延滞している場合は、返済が難しいということでもあります。返済を延滞せずに順調に支払っているのであれば、借金は確実に減っていき完済できるでしょう。
借金が200万あると、ある程度まとまった金額を月々の返済に当てなければ利息が増えてしまいます。自力で返済するための5つのコツを紹介します。
すでに200万円の借金あるので、その返済に集中するためにも絶対に借金を増やさないことです。新たに借金が増えれば、それだけ完済は遠ざかってしまいます。これ以上の借金にはメリットがないことを十分理解して、これ以上借金を増やさないという強い決心をしましょう。
無計画に返済をしていても、なかなか完済できません。「5年で完済する」「ボーナスは繰り上げ返済にまわす」など、具体的な返済計画を立て、計画通りに返済をしていきましょう。
自宅にある価値がありそうなものを徹底的に売却して資金を作りましょう。ブランドのバッグや時計、古いスマートフォンやゲーム機など、案外高値がつくものもあるので、思い切って売却して返済に充てましょう。
当然ながら、完済までは徹底した節約が必要です。生活を改めて見直して、無駄な支出がないか、食費や光熱費で節約できる部分はないか心がけましょう。余ったお金は無駄遣いせず、返済にまわします。スマホ代を格安スマホにするだけでも、かなり節約になるでしょう。
節約は大切ですが、収入が決まっているので限界があります。節約しつつ、他に収入を増やせないか考えてみましょう。
会社の給与は急に増やすことは難しいですが、帰宅後や休日限定の副業やアルバイトなどで収入を増やすことができます。
自宅でできるクラウドソーシングなどの副業もあるので、特技などがあれば探してみましょう。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されていないか確認してください。
また、現在アルバイトの人は正社員を目指すと収入が増える可能性が高いでしょう。
借金を完済するためには、早く借金を減らせる方法を知り、実践することが大切です。これまでに紹介したコツにプラスして、以下の3つの方法を実行してみましょう。
複数の借入先がある場合は、金利の高い方の返済を優先させましょう。200万円の借金で金利が3%違えば、総返済額に数十万円という差が生じます。
そのため、金利が高い方から先に返済するのが完済へ繋がります。
また、金利が低い方の借入枠に余裕があって、その分で金利が高い方が完済できるのであれば、実行した方が得になります。
繰り上げ返済とは、毎月の約定返済に上乗せして返済することです。繰り上げ返済することで、元金に充当されるので、元金が減り支払い利息を減らすことができます。
ただし、無理して繰り上げ返済すると生活に支障がでることもあるため、ボーナスや臨時収入などで余裕がある月に行いましょう。
複数社から借入があるのであれば、おまとめローンを利用することで返済がしやすく、金利を低く抑えることも可能になります。
おまとめローンとは、複数社の借入を新しく契約した一社に借りてまとめて完済し、その後は新しい一社のみに返済していくこと。
金利が低い一社でまとめて金利を下げ、それぞれに異なる返済日もまとめられるためうっかり返済日を忘れることもありません。
返済計画を立て直して、わかりやすくなります。
また、カードローンやフリーローンを利用してまとめることも可能。ただし利用したい金融機関の商品が、おまとめローンに対応しているか、事前に確認しましょう。
返済が苦しくなり滞納を続けてしまうと、徐々に状況は悪化しさまざまなリスクが生じてしまいます。
借金を滞納すると、発生するリスクを説明します。
ブラックリストとは、いわゆる信用情報に事故情報として登録されるということです。一般的には、借金滞納の状態が2ヶ月を超えるとブラックリストに載り、クレジットカードやローンの審査に影響が出ます。
他にも、分割払いの買い物ができない、保証人になれないなどのデメリットも。
一度ブラックリストに載ると、借金完済から5〜10年は登録削除されないため、長い期間その状態が続くことになります。
滞納して督促状も放置すると、滞納から2〜3ヶ月で一括請求されることがあります。
借金の残高と遅延損害金を一括で支払うことが求められ、窮地に追い込まれることになるでしょう。
金融機関からの督促や、一括請求されても無視してしまうと、金融機関が裁判所へ申立てをし、裁判を起こされることがあります。
裁判所から「支払督促」が届くと、2週間以内に「督促異議申立書」を提出しない限り、差し押さえの強制執行が可能となります。
2週間以内に「督促異議申立て」を行えば、民事訴訟へ移行して分割払いなどで和解できる可能性もあります。
裁判所からの支払い督促を受け取ったのに、2週間以内に督促異議の申立てをしないと「仮執行宣言付支払督促」が送付されます。これにより、債権者は借りた人の財産を差し押さえが可能に。
差し押さえは強制的に行われるため、絶対に放置してはいけません。
200万円の借金は、努力によって自力返済が可能です。コツや方法があるので、しっかり返済計画を立てて実践していきましょう。借金は滞納して放置すると、最終的には財産差し押さえの措置を取られてしまいます。そうなる前に、返済が苦しいと思ったら、専門家へ早期に相談してください。
特集!時効の援用でまず相談したい頼れる専門機関リスト
弁護士費用 1社3万9,800円(※1)
弁護士費用 1社または2社の場合 11万円
※価格は、2021年10月の情報です。
※1.公式HPで価格の記載を確認できませんでした。