~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
アイフル(消費者金融)の子会社である「AG債権回収(旧アストライ債権回収)」の特徴・主要取引先(貸主)の情報を紹介しています。
AG債権回収は2001年11月に「アストライ債権回収」として設立された債権回収会社です。その後、2020年7月1日に社名をアストライ債権回収から現在の「AG債権回収」へ変更しており、またそれに伴って本社を東京から滋賀県へと移転しています。なお、AG債権回収は株主として消費者金融業で知られたアイフル株式会社が登録されており、アイフル株式会社の子会社として債権回収業務(サービシング業務)を営んでいることもポイントです。
AG債権回収は都市銀行や地方銀行、信用金庫といった金融機関だけでなく、アイフルのような消費者金融やリース会社、その他にも様々なサービス会社と取引していることも重要です。言い換えれば、AG債権回収から借金の通知書や督促状が届いた場合、自分に未返済の借金や滞納しているローンなどがないか、冷静になってきちんと確認した上で、適切な対応を考えることが不可欠となります。
2025年2月調査時点のAG債権回収の公式サイトにおいて、AG債権回収が発信元となる電話番号や、債権回収業務に利用されている特定の電話番号といったものは掲載されていませんでした。ただし、返済に関する相談や問い合わせ先として以下の番号が提示されており、代表番号と合わせてチェックしておきましょう。
AG債権回収は法務大臣からサービシング業務に関する許可を取得している債権回収会社であり、適切な債権にもとづいて債務者へ督促や連絡などをする行為は法的に認められていることが重要です。
また、AG債権回収は様々な金融機関や民間業者をクライアントとして債権回収や債権譲渡といったサービスを提供しており、仮にこれまでAG債権回収という名前を聞いたことのないような場合でも、その他の債権者に対して債務の残債が存在しているような場合、その債権者がAG債権回収のクライアントになっている可能性はゼロでありません。
AG債権回収から連絡が来た場合、その請求内容や最終支払日といった情報をしっかりと確認した上で、過去を振り返って身に覚えのない借金かどうか適切にチェックすることが不可欠です。
AG債権回収から督促が来た場合、すでに本来の債権者は自社回収を諦めて、債権回収のプロであるAG債権回収へ依頼していることが考えられます。一方、AG債権回収は淡々と債権の回収に動くため、督促や通知といった連絡を債務者が無視した場合、悪質な債務者であると判断して速やかに法的措置へ移行するリスクが高まるでしょう。
裁判所へ訴訟を提起されて、判決として返済命令が下った場合、自身では支払いを拒否しても財産の差し押さえや自宅の競売といった状況に陥りかねません。そのため安易に放置や無視といったことを選択せず、正しく情報を確認した上で速やかに対策を講じることが大切です。
未返済の借金や滞納しているローンなどの債務があったとしても、最後に支払いを行った日から長い年月が経過している場合、時効の援用によって借金をゼロにできる可能性があります。しかし、自分でAG債権回収へ連絡して担当者と会話し、その中で「一部だけでも返済してください」といった要求に応じたり、そもそも借金があることを認めたりすると、時効が延長されて時効援用による解決が難しくなる恐れも無視できません。
そのため、AG債権回収からの請求や連絡が架空請求やなりすまし業者による犯罪でないと確認できた場合、自身で解決しようと考えるのでなく、借金問題に強い弁護士や司法書士といったプロフェッショナルへ相談して、適切な解決策を話し合うことが肝要です。
アストライ債権回収は、アイフル株式会社が全額出資した子会社です。
平成14年に、日本で64番目の債権回収会社(サービサー)として設立し、不良債権(返済されない借金)の回収業務を主に行っています。平成19年2月には、サービサー(債権回収会社)業界で初めて、新JIS基準のプライバシーマークを取得しています。
平成26年には、経済産業大臣による「経営革新等支援機関」の認定を受けています(※)。この認定は、事業再生手続きのアドバイスができるというもので、さまざまな知識や経験がある企業のみ認定されます。
参照元:IR BANK:https://irbank.net/mynumber/9010401088352
アストライ債権回収は、中小企業や小さな事業者の債権回収時に、できるだけ会社を潰すのではなく再生できるようにサポートしながら回収を行うようにしているそうです。
また、同じ平成26年に国土交通大臣による「宅地建物取引業」を登録しているので、担保(借金のかたにする住宅・土地など)不動産をアストライ債権回収が所有することができます。
不動産のネットワークやノウハウを活用して、不動産価値を上げて、債務者(借金をした人)の支払い負担を減らす取り組みも行うそうです。
主要取引先(貸主)は、消費者金融会社で親会社のアイフルです。
アイフルグループには、ライフカード(クレジットカード)やビジネクスト(事業者向けローン・不動産担保ローン)があります。
アストライ債権回収は、以下8つの事業を行う債権回収会社です。
商号 | AG債権回収株式会社(英訳名:AG Loan Services Corporation) |
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会社設立日 | 平成13年11月19日 |
営業許可年月日 | 平成14年2月14日 |
許可番号 | 法務大臣許可第64号 |
資本金 | 6億円 |
株主 | アイフル株式会社 |
引用元:東京スカイ法律事務所公式HP(https://www.tsky.jp/)
代表弁護士:田中 健太郎 先生
法律相談件数が20,000件を超える実績(2023年8月時点)がある東京スカイ法律事務所では、【借金問題の相談無料】という相談者にとって非常に助かるサービスを提供しています。
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※債務整理(個人破産・法人破産・個人再生・任意整理・過払金の回収)・相続・住宅ローン・時効援用・立退きに関する相談は無料です。その他の法律相談は、30分5500円(税込)になります。
※記載している実績は2023年8月調査時点での情報となります。
所属弁護士会 | 第一東京弁護士会 |
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所在地 | 東京都中央区京橋二丁目12-9 ACN京橋ビル601 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
連絡先TEL | 0120-0505-90 |
※選定基準:2023年6月20日時点でGoogle検索にて「時効の援用」で表示された全175件の中から弁護士事務所として表示された58社を調査、その中で公式サイト内で時効の援用に対応できることが明記されている弁護士事務所の中から29社を掲載しております。
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