~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
借金には時効がある!
法律で決められた時効期間をすぎれば、「時効の援用」という手続きをすることで、借金の返済義務をなくすことができます。「時効の援用」とは時効の完成によって、利益を得る人(債務者)が、時効の完成を主張することです。手続きについてある程度の知識は必要ですが、最近は検索すればすぐに情報が手に入りますし、手続きをすべて代行してくれる機関もあります。古い借金の返済に困っている方は、ぜひ時効の援用手続きを検討してみてはいかがでしょうか。
ここでは、シーエスジーからの請求に時効の援用が適用できるかどうか、シーエスジーという会社について、時効を成立させるための注意点など詳しく解説します。
シーエスジーとは、北海道札幌市に本社がある貸金業者で、原債権者から譲り受けた債権で請求する業者です。主な業者はセンチュリー、マルフク、日本メールオーダーなどがあります。
シーエスジーという聞き覚えのない業者から催告状が来た時も、架空請求と決めつけずにまずは過去の借り入れ状況を確認しましょう。届いた通知書の内容も、返済期日などをよく確認し、時効が成立するのであれば適切な手続きを行う必要があります。
シーエスジーは、すでに時効期間が経過した債権を譲り受けて債務者に請求する業者です。そのため、シーエスジーから通知書や電話、訪問があった場合、その借り入れはほとんどの場合時効が成立すると言っていいでしょう。
シーエスジーから通知書が届いたら、時効が成立されるかどうかはさておき、直接シーエスジーに電話などするのは避けた方がいいでしょう。対応によっては時効の中断事由に該当する行為があった場合は時効期間がリセットされてしまうからです。具体的には、返済に関する話し合いや、一部返済、示談書へのサインなどが中断事由に該当します。
シーエスジーから、「訪問に関するご連絡」という通知が届く場合があります。この書面には、玄関先で一括請求しますといった内容が記載されていますが、おびえる必要はありません。実際に訪問された場合には、返済の話を一切せずに帰ってもらいましょう。ここで間違った対応をしてしまうことで、全額返済の義務が継続される恐れがあるので注意が必要です。
時効の援用を成立させるには、素人の知識では難しいものです。自分で手続きを完了させるのが不安な場合は弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
自宅を訪問されたり、裁判所から通知が届いていたり、不安になるのは仕方ありません。時効消滅自由が生じていない限り問題なく時効の援用が成立するので、慌てず悩まず、まずは相談してみてください。
特集!時効の援用でまず相談したい頼れる専門機関リスト
弁護士費用 1社3万9,800円(※1)
弁護士費用 1社または2社の場合 11万円
※価格は、2021年10月の情報です。
※1.公式HPで価格の記載を確認できませんでした。