~消滅時効の援用で失敗しないために知っておきたいこと~
借金には時効がある!
法律で決められた時効期間をすぎれば、「時効の援用」という手続きをすることで、借金の返済義務をなくすことができます。「時効の援用」とは時効の完成によって、利益を得る人(債務者)が、時効の完成を主張することです。手続きについてある程度の知識は必要ですが、最近は検索すればすぐに情報が手に入りますし、手続きをすべて代行してくれる機関もあります。古い借金の返済に困っている方は、ぜひ時効の援用手続きを検討してみてはいかがでしょうか。
このカテゴリーでは、司法書士や弁護士への依頼、行政書士への書類代行及び自力での手続きと、時効援用の3つの方法について紹介しています。
時効の援用に関する手続きは、極端にいえば債権者に書類を送るだけでいいともいえます。
一方、滞納していた期間の対応状況や債権者側のアクションなどによっては、裁判所による法的手続きが必要な事態になるケースもあり得ます。
これは個々の債務状況によって異なるため、一概にどんな方法がベストかは言及できないのですが、傾向としては主に以下の3つに分類することができます。
まず自分で行うケースですが、こちらのメリットは、費用が安く済む点です。ただし、面倒な書類作成や、債権者へのアプローチなど全て自分で対応しなければなりません。
また、自分が本当に時効の援用が成立する条件を満たしているかどうか確かめられないため、失敗するリスクも相応に付きまといます。
次が、書類作成を行政書士に依頼するケース。こちらの場合は面倒な書類作成からは解放されますが、行政書士は法律の専門家というわけではなく、対応できる範囲に制限があります。
そのため、債権者へのアプローチは、自分で行わなければなりません。
最後に、これがもっとも安全・確実な手段ですが、司法書士・弁護士に頼る手段があります。
少し費用がかかる(1件につき3万円~)というのがデメリットですが、自分が時効条件を満たしていることの確認や、債権者への対応まで全て任せられる点を考えれば、十分な見返りが得られるでしょう。
また、司法書士事務所や法律事務所は、無料相談を請け負っているところが多いですので、こうしたサービスもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
特集!時効の援用でまず相談したい頼れる専門機関リスト
弁護士費用 1社3万9,800円(※1)
弁護士費用 1社または2社の場合 11万円
※価格は、2021年10月の情報です。
※1.公式HPで価格の記載を確認できませんでした。